職場恋愛
てか、俺氏、ロッカールームから1歩も動けない件。

どうしてくれんだよ、あたりいいいいいい!!!!!!


「まぁまぁまぁまぁまぁ。一服しよう、ね」


と、そこで止めてくれたのはしまだ。
いてくれてよかった…。


「中と話してんだよ。文句あんなら口で言え」


しかし、敵わず。島田、圧倒的弱者!!
寺内さんと並ぶくらい怖いんですけど。


こんな時、本当に止められるのはりんちゃんくらいなのかな…。


「…決め付けないでほしいです。今のリーダー、寺内さんと全く同じです」


……………………。









中、すげえわ。
それ言えちゃうって。え。





「ははっ。あっそう?」


乾いた笑いからのまた笑い。
もはや笑うしかないってな。


「決めつけられたくなかったら嘘がバレないように表情隠せよ。アホらしい」


「だから、それです!決め付けないでください」


「だから、その態度。俺にそう捉えられるような態度を取ってんだから、そう思われないように努力しますとか言えよ。俺は悪くないってのが全部見えてる。こんなんだから寺内に言われんだろ」


理不尽と言えば理不尽。
正論っちゃ正論。

俺は中ちゃんの態度を見てないから何も言えないけど、相手は山ちゃんだから。
きっと山ちゃんが正しい。

中ちゃん、悪い奴じゃないんだけど不器用っていうか、ね。
別件でも誰かに態度について怒られてたし…。

それを分かった上で言ってるんだと信じたい。直させるため…みたいな。

んなわけないか。
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