ONE
1
夏の終わり。
夕方だとは思えないほど
明るい空の下。

学校を出て通りを渡り、
わたしはバスを待っていた。

夏休みの半ば。
文化祭準備で学校に来て、
1日中、お化け屋敷の準備をしていた。

わたしの役目は、
ただひたすら
段ボールを黒く塗ること。


もう
腰が限界・・・
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