キミといつもの場所で、手を繋ぐ

私の席なはずなのに、中林さんと大平さんがグイグイと私の居場所を占領します。


──お手洗い行こうかな…


そう思って立ち上がった時でした。


「…俺、橋本さんと帰る約束してるから」

☆♪×〇□!!!!?


雨宮くん、それは爆弾発言というものです…

さっきまで雨宮くんの方を向いていた綺麗な女の人達は、一斉に私に振り返りました。

「ひぁ!?」

驚きの声は許してほしいのです…
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