年下のオトコノコ。
顔合わせと、夏休みのスケジュール、担当分けをしてその日は解散になった。
日も長くなったとはいえ、少しずつ夕暮れが近付いている。
「お疲れ様でした。」
そう大地先輩に言えば
「お疲れ、頑張ろうな。」
なんて声が返ってくる。
あー、幸せすぎる。
恨んでたけど、やっぱり晴香には感謝しておこう。
そう思いながら玄関へと向かった。
「あれ、先輩?」
そこには水嶋くんと、サッカー部の仲間たちが帰ろうとしていた。
「え、先輩こんな時間まで何してたんですか?えー!部活終わりに会えるなんてめちゃくちゃ幸せです!」
「なんだよ、優斗。お前もう置いてくからな!」
話しかけてくる水嶋くんに、サッカー部の仲間が声をかける。
「え、置いてくなって!」
「うるせー、一緒に帰るくらいしろよ!」
「あー!そうだ!ありがとう!」