好きになっていいですか?
私、面倒ごとは嫌いです。

キーンコーンカーンコーンッ

『それじゃ、ゴミ行ってくるね〜』

「ありがとうね!行ってらっしゃい!」

私は藤本紫都香(ふじもとしずか)!
今は放課後で、学校の掃除をしています!

まぁ、今はゴミ出しだけど(苦笑)

私は面倒くさがりだから、近道の体育館裏から行くことにした。

《君とは付き合えないかな...ごめんね》

《そんな...ひどいよ!両想い的な素振りして、告ってみたら無理って!》

(えっ...これって絶対【告白で振られました!】的なパターンのやつだよね。
で、私は盗み聞きの女と...不味いじゃん!)

《私は本気で悠二君のことが好きだったのに!【女漁りが好き】だけあるね!》

女の子は泣きながら語り、どこかへ去っていった。

(ん?女漁りが好き...?それって鷹西悠二じゃん...確かイケメンなんだっけ?まぁ、どうでもいいや。)

鷹西悠二(たかにしゆうじ)とは、学校中で話題のイケメンらしく、噂では【女漁りが好き】だそうだ。

「ねぇ...そこに誰かいるんでしょ?出てくれば?」

彼が私に向けた言葉に面倒臭いと思った。

(げっ...バレてんじゃん。最悪〜面倒事嫌なんだけど。)

私は彼に姿を見せた。
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