名前で呼んでよ。
「ありがとう…。」


そう言って、差し出されたハンカチを受け取って涙を拭く。


「由梨。俺、由梨が嫌で名前呼ばないわけじゃないよ。」


そう言われて顔を挙げると珍しく優しそうに笑っている悠希がいた。


「この際だからいうけど……













由梨のことが好きで緊張しちゃうから呼べなかったんだ。」






end
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