だからそれは、愛じゃない。
”朱里を守りたい”と思うのに解決策がなくて、
「どうしよう」
と、つい良太に頼ってしまう。
『どうしよう』なんて言っても一緒と思っていたのに、やっぱりどうにかしたかった。
だけど、どうしたら良いのか分からない。
机に伏せてる俺の頭をワシャワシャしながら、ハハッと笑いかけてきた。
どうやら慰めてくれているらしい。
「まあ、今の和谷くんは二人からしてみたら邪魔モノだよね。だからあまり二人の間に割って入らない方がいいよ。ウザイヤツに成りかねないから」
慰めてくれてるはずの良太の言葉は、全然俺を労っていなかった。
「………良太遠慮なさすぎ」
「だって下手に″ガンバレ。これからだよ″なんて無責任な事言って、可能性のカケラもなくなったら終わりじゃん。俺はこれでも和谷くんの事、超超心配してるんだからね??」
………本当かよ。
全然、”超超”心配してくれているように見えないんだけど。