【中編】彼女様は甘い味。
キツくそう言ったのに、キャーキャー騒ぐ女、女。
…だから嫌なんだ。
そのまま京也を放っておいて、自分の席に座る。
俺らの学校はバンドとかそういうの凄い盛んで、校則とかもまったくと言って良いほどないし。
モデルとか?やってる奴もたくさんいる。
…こういうミーハーな奴らのがたくさんいるけどね。
「ねーねーっ!!
…こないだの新曲、すっごい良かったよぉ!」
毎日、よくあること。
「あー、…サンキュ、」
いくら面倒でも、やっぱりお礼は言っておく。一度だけだけど…
そうすれば周りの奴等は居なくなる、遠くからジロジロ見てはいるけど…近寄られるよりマシ。
「…今日も女の子達に囲まれちゃったぁっ!
つか携帯のメモリがいっぱいになっちゃってさ…、困ってるんだよねぇ~」
俺の前の席に座ると、自分の携帯をいじり始める。
…どーせ女だろ、全部。
そんな京也を横目で見ながら視線を窓の外に向ける、…今日は天気いいんだなぁ。
ウサギ女。食堂でも見かけねぇし…
結衣、…だっけ?
ソイツに聞けば早い話だけど聞けるわけねぇし、でも…。アイツ何してんかなぁ?
「今、奏音ちゃんのこと考えてたっしょ?」
その窓への視線を塞ぐように現れた、…変態。
「…はぁ?
馬鹿言ってんじゃねぇよっ!!」
…あったり前だろーが、ったく…