はじめて知った世界の色は
出逢いのアイオライト



いつから私はこんな風になったんだろうか。

いつだってそんなことばかりを考える。


考えても考えても答えはでない。

もしかしたら、答えなんてないのかもしれない。


そうやって考えている内にいつの間にか朝になる。窓の外からチュンチュンと小鳥が私に問いかけた。


今日もダメなの?

今日も行かないの?


ああ、うるさい。
うるさい、うるさい。

朝なんて来なければいいのに。

今日なんて来なければいいのに。

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