涙の、もっと奥のほう。
「いつかは店も持ちたいって、そう思ってるよ。でも今じゃないと思ってたし、私くらい無愛想で白黒別れる人間じゃママできるかどうかも分からない…それにお金もない。良くしてくれてるお客さんがマスターしてやるって言ってくれたけど、本当に信じていいのか分からない」

私の言葉をただ頷きながら和歌は聞いていた。

「もし駄目になったら、直接龍奈に響くじゃん…確かに店持てばそのほうが楽だろうけど」
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