俺様ダーリン!?
あたしとひなたが離れることになってから一年が過ぎた。

あたしは何事もなかったかのように高校生活を送る。

ひなたと離れ最初の1ヶ月…

毎日、夜が来ると涙が溢れた。

でも2ヶ月…3ヶ月……
と経っていくともう涙は出てこない。


忘れたわけじゃない。

だけど前に進むためあたしは涙を流さない、と決めたから━━。

あたしが高校一年の冬。

あたしはクラスの男の子に遊びに誘われた。

あたしは悩んだ。
だけど前を見るしかない…
そう思い、出かけることに決めた。

冬休み直前━━━。

あたしは久々に出かけた。

待ち合わせ場所に行くと
もう待っていた。

そう、今日遊ぶ相手は前あたしを遊びに誘ったクラスメイトだった。

『ごめんねっ(´;ω;`)
遅くなって;;』

あたしが走って行くと
「大丈夫だよ。
遅くなってないし!」
そう言って微笑んだ。

彼の名前は池上 雅人(イケガミ マサト)。
サッカー部に所属中。
運動、成績…
すべてにおいて凄かった。
誰からでも好かれてて…
女の子からも人気があって。

でも雅人には簡単には近づけなかった。
雅人と話すと周りが敵になるからね;;
< 113 / 358 >

この作品をシェア

pagetop