君が見せてくれた、私の世界
報われない

行けない

「なんでですか…!?」


「…今の君には無理だ。」


「退院できたじゃないですか!
なのに…!!」


「白鷺さん、落ち着いてください!」



はぁっ…と息を吐いて、荒くなった呼吸を落ち着ける。



ーーあの花火大会から数日が経って、来週から学校が始まるから、病院に定期検診に来た。


先生が、結果を見て難しそうな顔をしたから…まさかと思いきや、そのまさか。


学校には行っちゃダメ…言ってしまえば、登校許可が降りなかった。



「そよ、先生の話を聞きましょう。」


「…っ…。」



ママに言われて、渋々先生の話に耳を傾ける。


唇を切れるくらい、噛み締めた。


そうじゃないと…何か言ってしまいそうで。


先生やママに暴言を吐きそうだから。




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