ハイバネーション 【完】
体育祭の話、教師の話。
話はつきない。

ほんとによく食べて、良く笑った。

しばらく経って、トイレに立つ。
トイレから出てくると、
亮介が壁によりかかって立っていた。

「ちょっと、出ない?」

『どした?』

「いいから、来て」

『う・・ん』


いつになく真剣な表情の亮介に、
あたしは少し、戸惑った。
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