ハイバネーション 【完】
『・・!!』


衝撃だった。

思っても、みなかった。

中学からずっと
本当に仲のいい、唯一の男友だちだと
ずっと
今の今まで思っていた。

それが

―――俺の彼女になって欲しい―――


この瞬間、富士山が噴火したみたいに
あたしの頭の中で
ドカーンッと何かが鳴り響いた。
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