ハイバネーション 【完】
「私と、いろはと、亮介の3人で下校中、
 いろはの、体育祭でケガした足が
 痛みだして」
と、マキ。

「歩けなくなって困っていたところ、
 先生が車で通りかかりました。
 訳を話して車に乗せてもらい、
 先生は僕たちを送ってくれたんです。」

亮介が、チラっと先生を見る。

「だから、車にはいろはと先生の2人きり
 じゃなく、僕たちも乗ってたんです」
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