春、君と過ごす1週間

肌は白くて綺麗な黒髪。

メイクしてないのに唇は紅色に色づき、

少し頬がピンク色。

うっわ、俺好み。しかもこの高校男子は

学ラン、女子はブレザーだから

すげー似合う。

黒板に綺麗に文字を書く。

「難波春名です。えっと、こんな時期に転校してきましたが皆さん仲良くして下さい。春って呼んでください。」

春名ってはるなって読むのか…

俺てっきりはるめいちゃんだと思ってた

やべえバカばれる。

「ぬー。そうだな、佐藤の隣、空けたからあそこ座って。おい佐藤挙手しろー」

「うぃーす。」

うわ、まじか。どうしよ。

今日姉貴から香水借りればよかった。

俺今日洗剤の匂いなんもしねーよ。

やべやべやべ。

内心あたふただけどクールに決める俺。

隣の席に座る春名ちゃん。

「難波春名です。えっと…」

「佐藤有生。有意義の有に生きるでゆうせい。」

「よろしくね、えっと…有生くん‼」

いや最初から下の名前呼びかい。

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