ハニー♡トースト



「…いいえ、戻りません。」


そばにいたい。そう思ったことに嘘はないし、後悔もない。


「それに、私といたいって言ってくれましたもんね!」


「…あ?」


朔弥の首元に汗が流れたのを見て、私の顔はついにやけてしまう。


「調子乗ってんじゃねえぞ、別に好きって言ったわけじゃないからな?」


そっぽを向いた朔弥の耳が、少しだけ赤い気がした。

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