君の瞳にわたしが映っても(完)

過去に囚われ 〜2


一週間が経った。


彼はあれから一度も姿を見せていない。


そして毎晩震えながらドアを見つめるわたしの寝不足はピークに達していた。


だけどいつ彼が現れるかなんてわからない。


頼る人もいなければ、頼りたいとも思わない…



なんていうのは、ただの強がり。



だけどわかっているのは、迷惑はかけたくないっていうこと。


単なる自己満足かもしれないけど、それだけは絶対に嫌なんだ。

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