キミアト、
第1章

未定


夏休み2週間目。



『もしもし?…今から?うーん。…分かったよ。うん。うん。じゃあね』


私、真野 音々子(まの ねねこ)


まだ眠い目を無理矢理こじ開けてベットから降りる。

今日は一日中、ゆっくりしようと思ってたんだけどなぁ。

高校2年生になって初めて出来た友達、サクラと仲良くなってから寝不足が続いている。

サクラは今まで友達とはまた違ったタイプで見た目で言えばヤンキーに近いが実際よく見ると綺麗な顔をしている。

綺麗に染められた髪の毛をくるくるに巻いていてスカートはいつも短い。
学校の中でも目立つ存在で私は高校一年生の時からサクラのことを知っていた。

2年生になって前後の席になったことがきっかけで喋るようになって仲良くなった。
だけどサクラはそれ以降学校には来なかった。

放課後になると学校近くのファミレスに来いと連絡が入ってそこで夜まで話している。

そんな日々が続いたせいか生活が乱れ、成績は落ちた。

親や旧友はサクラと仲良くなるのをやめなさいと言うけど私はサクラが好き。




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