The Guardian Legend

 クラスメイトたちは輝希と隆志のミッションを聞いて悔しがり、うらやましがる。

(やった!ついに…ついに魔界へ行けるんだ!)


 クラスの注目を浴び、魔界に行けることに内心めっちゃ喜ぶ輝希。そして玲音の名前が呼ばれた。

 「玲音、お前も魔界だ。頑張って来いよ」

  一瞬クラスの空気が止まった。まさか3人も魔界に行くやつが出るとは思わなかったからだ。

 「玲音!お前も魔界か!?」

 「あぁ」

 「ミッションの内容見せてくれよ」

 「貴様らに見せる必要なんてない」


 素っ気ない態度でクラスメイトを振り払い席に着く。
 「これで全員ミッションもらったな?じゃあ各自頑張って来いよ!以上だ」

この学校の先生はあまり助言をしない。

 それは個性を伸ばし、仲間と協調性を育んでもらうためだ。

 「なぁ隆志、どうやって魔界に行くんだ?」

 「僕もわからないんですよ。この学校のどこかにあるって聞いてるんですけど…」

 「じゃあ慶喜先輩に聞きに行こう」

 頼れる先輩の一人の慶喜に助言を貰いに行った。


 同じ頃、担任の石田は校長と話しをしていた。
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