The Guardian Legend

 「新技の手応えはどうだったか?」

控室で剣を磨く輝希にデュアルが問う。

 「ランドスタエンブレムは、使い心地良いし剣に馴染んでるよ」

輝希の剣の柄にはランドスタの紋章が描かれたコインが入っている。あの時浮かび上がった紋章は、このコインの力によるものだ。

 「これって大事なものなんでしょ?私が使っても良かったの?」

 「ずっと閉まっておくより、良い使い手に使ってもらったほうが嬉しいんだよ。それがそいつの本来の役目なんだから」

 特訓中にデュアルからもらった大切な王家の宝。武器や防具に付加価値を付け、身に付けた物に合わせて多彩な技を生み出せる。

 例えば輝希ならば炎の力をそのままに地を融合する。さっきの爆砕槍烈弾がそれなのだ

 「次の相手はリドラ王国だ。やつらの国はリザード(トカゲ)の鱗を使って武器、防具を生産している。その性能は魔界の5本指に入る」


 「…ってことはすごい装備で仕掛けて来るんだよね?」

 「そういうことになる。次の試合だが輝希は出るな。おれ一人で闘う」

 やっと闘う気になり、装備品の手入れを始めた。

 兜の奥の瞳が静かな闘志を燃やす。
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