The Guardian Legend

 「ふざけるな!デュアル!絶対に許さないぞっ!」

 怒り狂うヒューズ。ガラナと共に連携攻撃を仕掛けてきた。

 それをデュアルは冷静に動きを読み、大剣に力を籠めた。上から下へと降り下ろし、無数の地割れを巻き起こした。

 足元がグラつき地割れに足を取られ、身動きできない。

 「うぐっ、デュアルめ!まだ終わりではない!」

 足が動かないなら手を使うまで…その考えもデュアルは読んでいた。ヒューズの魔法弾を弾き返し、ガラナの両手の風船を割った。

 「何!?」

  これでガラナは両手と実質的に両足も動かなくなった。

 「リドラ王国の剣や鎧の質が高いのは、おれも認める。だがそれを使いこなせなかったら道具が泣くだけだぜ」

 そう言いながらデュアルは、ゆっくりとヒューズの身代わり人形に近付く。


 「じゃあな」



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