The Guardian Legend


 「つーかこの二人の情報で報告書が書けそうじゃん。校長先生、ダメですか?」


 「それは基礎知識に過ぎん。もっと有力な情報を持ってこなくてはな」

 すると校長は複数のレポート用紙を輝希に渡した。

 「ここ半年でそのミッションに携わった者の報告書だ。見てみなさい」

 そのミッションに携わったのは輝希たちより1つ上のランクのSGA-Dメンバーで全員4年生だ。3組の報告書を順々に閲覧する。


 「あれ?」


 3組の報告書は薄っぺらく、内容もさっき玲音とデュアルが話していた基礎知識ぐらいしか載っていない。


 「これは報告書と言えないな」


 「お前たちにはこれより内容の良いものを求めるぞい」


 校長の期待感の現れなのかと感じた。


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