【完】無気力な幼馴染みがどうやら本気を出したみたいです。
そして俺のクラスは、俺の思惑どおりに月城に肩入れしていった。
月城の事情を知って自ら協力しようと名乗り出た者。
月城の可愛さに惚れ込んで、ちょっとでも月城と仲良くなりたいがゆえに協力する者。
ただ単に放っておけなかったものから、一年生の頃のことを思って協力するという者。
月城が近衛と仲良くなるために、みんなは月城を応援した。
そして気付けば、
月城はいつの間にか、クラスの皆とも打ち解けていたのだった。
「そうですか、それは本当に良かったです」
「文化祭でなんか急接近したみたいですね。ここのところ、月城からよく近衛に話し掛けてたみたいですし」
真壁先生に月城のことを報告するのは、もはや恒例だ。
「というか、月城がそっちのクラスに何度かお邪魔しちゃったみたいで、すみません」
「いいんですよ、なんでも文化祭の準備を手伝ってくれたみたいですし」
いつも通りの笑顔を浮かべて、真壁先生は淡々と語る。