こっち向いて笑って、先輩!


「この間、合コンしたみたいなんだよ。そこで2人合ってたみたいで、それで流星が……」


「運命と思ったよね!もう澪南ちゃんの全てが俺のどタイプで!」


「ほんっと無理」


と呆れた顔をしたみっちゃん。


「そうだったんだ〜!みっちゃんそう言う話全然してくれなかったから。あっ、もしかして1人連絡先交換した人って……」


「そうだよ俺!澪南ちゃん全然素直じゃないからちょっと大変だったけど無事にゲットしました〜!まだ全然未読無視ばっかりだけど!まさか、桃ちゃんが澪南ちゃんのお友達だったとはね〜」


「まさか、こんな人の親友が桃の好きな人なんてね。はぁ、さ、帰るよ」


今日合わせてまだ2回しか会っていないはずなのに私から見ると、2人の息はぴったりって感じだ。


そんなこと言ったらみっちゃんに怒られそうだけど。


「待ってよ澪南ちゃん!こんなところで偶然会うなんて、やっぱり俺たち運命じゃん!」


すごいな、野村先輩。
どんどん嫌われちゃうのに、そんなことしたら。
いや、もしかして野村先輩、ドM?

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