私と結婚してください。



「……それと、さっき先にもどって悪かったな。
玲子と会ったのが久しぶりで、話に夢中で希依が怪我していたことを忘れてた。

ごめんな」


「……それは私に謝らないで、速水に謝ってよ。」


「は?あいつに?」


「だって、私をここまで連れてきてくれたのは速水だもん。
あの時の暴言だって速水に向けてだったじゃん。

速水の連絡先教えてあげるから、速水に謝ってよ。」


私がそういうと、なんとなく舌打ちが聞こえた気がした…けど


「わかったよ」


私が差し出したロックのかかったスマホを大人しく受け取った凰成はスマホのロックを解除し、私にスマホを返してきた。


「ん、これ」


速水の電話番号を出してあげると、凰成は自分のスマホに番号をうち、私の部屋から出ていった。

ま、速水に謝るところを私に聞かれたくないんだろうけどね。


……今日はむかつくこともあったけど、でもやっぱり凰成は凰成なりに成長してきて
私にも随分と素直になってきた。

これからもどんどん凰成が私を頼ってきてくれたらいいな



━━━ねむい、、、




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