宙、優しい君は.

知った後の後悔


「えっと…そうです、、2人です」

落田君は顔を真っ赤にして答えた。

「そっか!じゃあ、行こっか!」

私はそんな落田君を前にわざと明るくふるまった。

電車に乗り、2駅隣の駅に移動する。
ラケットショップは案外駅から近場のところにあった。



「…どっちが良いですかねー」

落田君は2つのラケットを前に、悩んでいる。
どうやら、この2つの中からどちらかを買うそうだ。

1つ目は水色を基調としたラケット。
2つ目は青と黄緑の入ったラケット。

どちらも格好良いので決められないのだろう。

「涙先輩は、どちらが良いと思いますか!?」

「うーん、、、水色の方のラケットは…?」

< 105 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop