宙、優しい君は.

(遅れてくる…?)

「だって、走るとか跳ぶとか出来ないのに、、なんでっ!」

「隠してたんですよ、あいつ。本当は中学3年の夏からずっとこの病気だったのに、強がって隠して、このレベルまできちゃったんです。」

「なんでよ、じゃあなんでこんな運動部なんかに…!」


「それより先は、本人に聞いてみてください。ほら、来ましたよ?」



落田君の視線の先には────

病院から帰ってきたのであろう春咲がいた。


「春咲…まさか、今の話聞いて…」

「森田、、、、今の、本当の話ですよ全部。」


すると落田君が

「じゃあ、僕はランメニューに戻るので あとは2人で。
涙先輩、すいませんでした。」

といい、この場を去っていってしまったので
春咲と2人になってしまった。
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