永久の誓いからの逃亡
「山道真綾です。
…今のところは」

「今のところ?」

「結婚して、山道っていう苗字になったんですけど…。
もう、駄目かも…」

初対面の人に話しちゃって大丈夫なんだろうか。

でも、これ以上ひとりで考え込むのはきつい。

「なんで?
相手の浮気?
それとも…、あ!
あんたに好きな人ができたとか?」

「できませんよ、旦那さんの他に好きな人なんて。
浮気もしてないと思います」

「なんだ。
のろけかよ」

「そんなつもりは…。

ただ、一緒にいても不安になるんです」

それから、私は全てを話した。
夜中に酔った会社の女性から電話がかかってきたことや、駿くんの周りにはたくさんの女性がいること、そして控室前に3人の女性がいたことなどなど。

上手く話せないけど、橘さんは黙って聞いてくれた。
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