永久の誓いからの逃亡
「駿くん。

…好きです」

「俺も、好きだよ」

とてつもなく甘い笑顔でそう言うと、どちらからともなく目を閉じる。

キュッと締め付けられる心臓が騒がしい。

私、この人と夫婦になるんだ。

この感情を、幸せと呼ぶのかもしれない。
< 93 / 183 >

この作品をシェア

pagetop