奏でるものは 〜功介〜



クリスマスは溜まり場で過ごし、正月は家で慌ただしく過ごした。

あっという間に三学期が始まり、唯歌と週に2回ほど駅まで一緒に行ければ良かった。

それでも、1月の半ばを過ぎると、それも出来なくなった。


何に忙しい?


2月になったらまたゆっくり会えるから


その言葉を信じて待つしかなかった。



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