奏でるものは 〜功介〜


山へのドライブウェイを、走って、頂上付近の駐車場にバイクを停めた。

薄曇りの空を見上げても、星は見えなかった。


唯歌、俺は、大丈夫だから、会えて良かったよ。


ありがとう。




俺はまだ生きていくよ。




多分、気持ちが揺れたり、辛い日もあるかもしれない。




でも、俺は、いつも今を、生きていくよ。






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