私の声は君だけのもの

俺の席は……窓際の一番後ろか
ラッキー



俺がその席に向かうと、前の席は女だった


色白で大きな瞳、小さな鼻、綺麗な漆黒の黒い髪、そしてとても儚い綺麗な女



俺が近くを通ってもその女は全く俺をみて騒がない



そして何かを口ずさんでいるようだ



ッ……!


さっきの唄だ!


< 50 / 146 >

この作品をシェア

pagetop