私の声は君だけのもの

今日の昼休みは歩都くんと食べることになった


二人で屋上で食べることにした



屋上について二人でお昼を食べていると急に歩都が話し出した


「ねぇ、歩都って呼んで?」


「急にどうしたの?」


「俺たちって友達だろ?
それなのにくん付けって可笑しくね?
歩都って呼んでみ?」


「そうかな?……歩都?

何か優希以外で男の人の呼び捨てって初めてだから恥ずかしいな」


「…ヘェ、そうなんだ

もう一回呼んで」


「恥ずかしいって言って……「お願い」


その時の歩都の表情がなぜか苦しそうで断ることができなかった


「歩都……」

「夏音……俺……「あーゆとーーーー!!!」

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