ハツカレ

「は、はい!!」


「あなたなんかに負けないから」



そう言い残して姫は立ち去った


『凛』




「えっな、なに?!!」

『そんな不安そうな顔すんな。大丈夫だから』



「ありがとう・・」


あたしが不安だってこと


やっぱり斗也くんにはわかっちゃうんだなぁ・・



『教室戻るか』

「うん」



斗也くんはあたしの手をそっと握った






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