7日間目の蝉
教室に戻ると修が僕達を集めた。

修「一旦帰るか?それともそのまま行くか?」

僕「そのままで良いんじゃないか?」

宮野「そうだね!そのまm…」

西「一旦帰りましょ。」

修「帰ろう!」

宮野が話してる最中に西と修が割って入った。息が合ったふたりを見てると少し違和感がある。

半ば無理矢理決め、僕達は一旦帰ってまた集合する事にした。

すまん…宮野。これも修の作戦の1つらしい…




僕「ん〜。何着ていこう…」
僕達はそれぞれ家に帰り、そして僕は着ていく服に迷っていた。

こんなに服に迷ったのは初めてだ。
迷っていると家のインターホンが鳴った。

僕「修か…思ったより早いな…」

僕はパンツ一丁で下に降り、玄関を開けた。

ガチャ。
僕「修!思ったより早い…」

僕「西!?!?」

西「…変態ね。」

予想外の相手に慌ててドアを閉める。

西「ちょっと!開けなさいよ!」

僕「は、はぁ!?無茶言うなよ!ちょっと待ってくれ!」

慌てて2階へ行き、適当に服を着た。
下で待ってる西の所へ行こうとすると、僕の部屋のドアが開く。

西「意外と綺麗ね。もっと散らかってるかと思ったわ。」

僕「うわっ!?びっくりした…」

僕「お前…自分の家みたいに入ってくんなよ…」

西「別にいいじゃない。真白んちだし…」

僕「まぁ…良いけど。で、どうしたんだ?」

西は僕のベッドに座り真剣な顔で僕にこう言った。

西「雫に告白しないで。」

僕「修の変な作戦なら気にすんなよ。今日はしないから。」

西「今日…じゃなく今後よ。」

その驚きの言葉に僕は言葉が出なかった。

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