湖都子のポエム8

オレの瞳に……キミの瞳に……


オレの気持ちは……
お前でいっぱい
気持ちは大きくなる一方で……
気持をおさえられない

出会ってからずっと……
お前しか見てない

オレの目にお前だけを映させて……
お前の目にオレだけを映して……
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あれから、2人で過ごす時間が増えた。こんな風に奈緖が隣にいてくれる。ありきたりな時間が、ずっと続いてほしい。

「ヒロって、いつも余裕たっぷりで……」
「余裕なんてねーよ」
「いつも私がドキドキしてても、いつも余裕そうで……」
「余裕そうに見えてた?」
「え?う……ん」
「奈緖といると余裕なんてなくなるよ……」
「それって……どういうこと?」
「油断したら、誰かに奈緖を奪われそうで余裕なんてなかったよ」
奈緖に惹かれていくほど、苦しくなったよ。奈緖の初恋は俺じゃない。奈緖の初彼は俺じゃない。それを知るたびに、苦しかった。
「そんなことを考えてたの?そんな相手いないって……」
って、笑った奈緖。奈緖が気づいてないだけだ。今まで奈緖を見ていて、奈緖にむけられた視線に気づいてないだけだ。なにげに、男どもの話題にのぼっていた。隣に俺がいたから、防げていただけ……何もわかってなかったんだな……これだから、ますます不安になる……

今……誰よりも奈緖の近くにいるのは、俺なんだ。

奈緖の瞳に映る俺……
俺の瞳に映る奈緖……

「私は、ヒロが好きだよ」
ぎゅっと抱きついてきた。

ヤバイ……かわいすぎる。ますます好きになっちゃう。どんだけ好きにさせるつもり……なんだよ。
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