湖都子のポエム8
もう後悔はしたくない

彼女が別れたって聞いた

あの時は勇気がなくて言えなかった
あの時告白しなかったことずっと後悔してた

振り向いてもらえなくても好きでいたい

幼なじみとしての距離
オレとの距離は離れていった

あの時みたいな後悔はもうしたくない
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奈緖とマルが別れたと聞いた。それから、彩花は昔のように仲良くなってる。だけど、俺との距離は離れたまま

あの時、告白しなかったことずっと後悔していた。幼なじみとしての距離も離れるなら、告白すればよかった。

そして、奈緖に声をかけた。
「奈緖、俺たち友達だろ?なんかあったら、話せよ」
「何もないよ。大丈夫だよ」
「何もないわけないだろ……なんで俺には話してくれないんだよ。そんなに俺は頼りにならないのか?」
「そんなことないけど……」
「だったら、今までみたいに……」
「あの頃とは違うよ……」
「何が違うんだよ」
「私とヒロじゃ、釣り合わない……」
「俺じゃ、奈緖に釣り合わないかもしれないけど……」
「私が釣り合わない……って、ことだよ……」
「そんなの、誰が決めんだよ。他のヤツの言葉じゃなくて、俺の言葉をしんじろ………奈緖は俺の大事な幼なじみだ」
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