湖都子のポエム8
その先……
2人の拙い恋愛が始まった
だけど何をしたらいいのかなんてわからなかった
その先にあるものが何なのかわかっていなかった
わかってるつもりだったけど
本当はわかってなかったのかもしれない
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つきあって……
肩を優しく覆うように抱き寄せられ、顔が近づく……視線が交差し……いつもの彼とは違う……熱が伝わってきて……まっすぐな視線……
だけど、彼を受け入れることができなかった。
「ごめんなさい……」
「あのね……やっぱり付き合うの無理かも……」
「な……なんで?」
「だって、私……」
涙がこぼれる
「俺が嫌いになった?」
ふるふる首をふるしかできなかった。
「奈緖が怖くなくなるまで待つよ。奈緖……ごめんな」