傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕
「えっと…ありがとう?」
みんな部活に行ったはずでは?
あれ?
一之瀬くんって部活やってるのかな。
「何してんの」
「え…?
これを洗ってるんだけど…」
「なんで一人なわけ?」
「なんでって…みんな、部活で…」
表情の読み取れない一之瀬くん。
ちょっと、怖い。
けど、意外と背高いんだな…
「ふーん」
もしかして手伝ってくれるのかな、
なんて思ったけど
そのまま何もせずに
調理室を出て行ってしまった。
な、何しに来たんだろう…