傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕

-3-

夏の暑い日。

日差しが容赦なく照りつける。

「あ~づ~い~」

妹の“もも”も
この暑さですっかりだれている。

「お姉ちゃん、アイス買ってきてよ」

「無理」

「え~なんで~
お姉ちゃん暇でしょ~?」

妹はあたしの4つ下。
あたしと違ってハキハキものを言う。

「暇じゃないの。」

あたしはさくさくと
出かける準備を進める。

「え、なに。どっか出かけるの?」

「プール」

「プールぅぅぅぅぅぅ!?ずるい!!」

耐えきれなくなったのか、
エアコンのリモコンに手を伸ばす。
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