フレーム
「環奈どうし…」
俺がそう言いかけると
俺に
それ以上言わないで
とでも言うように
片手を俺の前で止めた。
「…撮れるから。絶対」
「……それならいいけど。
まあ昨日も撮ってたしな、太一のこと」
俺がそう言い終わると、
驚いたようにこちらを見てから
「…そうだ!
私、太一君なら撮れるかもしれない!」
そう言って、舞台を飛び降りて走っていく。
今の、
告白っぽく聞こえたんだけど。
なんて思いながら、
俺は走っていく環奈を眺めていたんだ。
隼人side.end