フレーム
「すいません、勝手にお邪魔して…」
「いやぁ、いいっていいってー。
瀬戸太一君、だったね?
……ん?
環奈、どうして息上がってるの?」
いつの間にか
太一君を認識していたお父さんは、
疲れきっている私に視線を止めた。
走って帰ってきて
って、不自然過ぎだし…。
そんなことを考えていると、
私の横で、太一君が
「いきなりで申し訳ないんですけど…
帰り道、誰かにつけられてました。
ストーカーかどうかは…
よくわかりません、けど」
そう、口を開いたんだ。