フレーム
「あー、環奈。
こんな非常事態なんだが、
俺も海斗も、海外で仕事あって
今から出発、なんだ。」
…師匠が撮影入ってるのは、
聞いてた。
けど、
「お父さんまで!?」
「環奈1人、ってことですか?」
かたまる私と
ドアノブから手を離した太一君。
この人は、
本当に私の父親なんだろうか。
なんて心配してしまう。
すると、
ピンポーン
「さすがに危ないと思って、
裏の池沢さんに頼んだんだ、さっき。」
鳴り響くチャイムと同時に
お父さんがそう言ったんだ。