フレーム
「このポスター俺も好き。
環奈この映画が好きなの?」
そう、太一君が言って
私の方を向く。
いやー….
好きっていうか
「これ、私が撮った」
「は!?」
「中学上がってすぐの時、
師匠の仕事場見学してたら…」
驚く隼人にそう簡単に説明すると、
今度は太一君に
「環奈って、人も撮るのか?」
そう不思議そうに尋ねられる。
背中に冷たい汗を感じる。
太一君って
たまに際どいところを聞いてくる。
大丈夫、まだバレてない。
いつも通り、普通に。