ルームシェア〜だったらシェアすれば良いじゃん(休止中)
私と愛梨は、この日近くのカフェに来ていた。

「わあー!美味しそうー!深雪どれにする?」

ショーウィンドウにはたくさんのケーキが入っていた。

「迷うな…うーん…」

「私これしよー!イチゴタルトとチェリータルト!」

甘い物が大好きな愛梨は、選ぶスイーツも必ず甘い物を選ぶ。

「じゃあ私は、ビターチョコトリュフケーキと、
キャラメルティラミス」

そして、私は反対に苦い物が好き。

だから、選ぶスイーツもいつも苦い物を選ぶ。

そう、私達は正反対の性格だ。

だけど決して、甘い物が嫌いな訳じゃない。

ただ、私にとっては半分ぐらいでちょうどいい。

そして私達はケーキを選び、席に着いた。

ガタ

「ねえ!深雪!それどんな味?ちょっとちょうだいよー」

愛梨も決して苦い物が嫌いな訳じゃない。

愛梨にとって、苦い物は半分ぐらいでちょうどいい。

「もーしょうがないなー愛梨はー」

「私のもあげるからさ!」

「はいはい、分かったよー」

「じゃあ?」

「シェアしちゃう?」

だから私達は【シェア】をする。

食べ物、服、お互い気になった物はぜーんぶシェアしていた。

それが普通だった。


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