僕の天使 ~君が教えてくれた恋心~


薫くんは頭がいいから、きっとレベルの高い大学なんだろうな…。


そう思っていると、薫くんは少し気まづそうに口を開く。


「…実は、まだ決めてないんだ。
ひまりみたいに将来の夢もないし。
この夏休み中に決めなきゃいけなかったんだけど…」


そうだったんだ……。


意外な答えに私は心の中で驚く。


「でも、今ひまりの話を聞いて、
ひまりが看護師になって、僕が医者になるのもいいなって少し思った」


微笑みながらそう言う薫くん。


薫くんが医者…。


「いいと思う!
医者の薫くん、白衣が絶対似合うと思う!
みんなの白衣の天使だよ!!」


白衣で笑う医者の姿の薫くんを想像すれば、
私は少し興奮気味に言葉を紡いでいた。

< 31 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop