飛べない鳥に、口づけを。




菜緒ちゃんは、もう俺のことを嫌いになってしまったのか。

カナエみたいに冷めた目で、俺を見るのだろうか。

想像するだけでも震えが走る。

だけど……

菜緒ちゃんがいないと駄目なんだ。

菜緒ちゃんが笑ってくれるなら、俺はまたサッカーに挑むことが出来るかもしれない。




そう……気付いたら、こんなに惚れていた。

俺は菜緒ちゃんが好きなんだ。


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