暗闇の中の少女
結局の所私の声でケンカは止まった



私の顔を2人が見た瞬間



「れ、麗美?ご、ごめんな?」



「ご、ごめんなさぃ…」



2人がさっきケンカしてたのが嘘のように息ピッタリで謝ってくる



でも、もう遅い



『さっきから、2人してぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーうるさいのよ。大体速斗!』



「は、はい」



『弥生が怒るってわかってて挑発しないで』



「は、はぃ」



『弥生!』



「は、はひ」



『…心配してくれたのは分かってるけど…大丈夫だから』



「…麗美…」



『さ、もう帰ろっか』



< 213 / 330 >

この作品をシェア

pagetop