暗闇の中の少女
迷いなく答えていくと



「学校来いよ」



一番言いたかったであろう言葉を目的を告げた速斗



『………嫌。』



「教室の様子見たら理事長室に居ていいから」



それって教室まで行く意味ある…?



そう思ったけどこれ以上嫌と言って速斗に心配かけるのも嫌だ



『……わかった』



「そうか。待ってるな」



ツーツーと電話の切られる音



憂鬱になりながら学校に行く為の準備を始める



『はぁ……』



支度を終え家から出る



『暑。』



まだ6月だと言うのに猛暑と言っていいくらい外は晴れ渡っていた



『はぁ…』



もう一度ため息をつき学校への道を歩く



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